JZZ20

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1JZ-GTE

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2013年1月13日日曜日

今日のお仕事&エンジンコントロールのうんちく

先ずは前足の解体からですな

約2時間程で解体完了

あ、勿論タイロットも外しちょりますばい

これはABSセンサー付きのスピンドルASSY

このギザギザが、
ABSの信号を発生させるのに必要なんですばい

これはABSコンピューターね
今日は、本年一発目のお仕事でした~。

昨年エンジンの整備は終えているので、
足回りの解体を進めていきます。

と、言ってもこの133から外して使うのは、
前足のみなんですけどね(^^;

もう何十回やったか覚えてはいませんが、
手順は身体が覚えているので、
アッサリと外れたまでは良かったんですが・・・

前足を外し終わった頃に、ポツポツと雨が(´・ω・`)

青空整備の泣き所ですなorz

少し様子を観てましたが、止みそうにないので
今日の作業はこれまでと言う事で(^^;;;

んで、ここから話は変わりますが、
今回ドナーにしているJZS-133はABS付き。

移植するMS53ワゴンには必要無い機能ですし、
エンジンの制御にも絡んでない筈なので、
ABSは外そうかと考えているんですが・・・・・

「何故ABSの話を???」

と、思ったソコの貴方!

今から説明するんで、待っててちょw

さて、ここからはちょいと小難しいお話になっちゃいますが
どうぞお付き合い下さいませ♪

そもそもABSとは、「アンチロック ブレーキ システム」の
略称だと言うのは、ご存じですよね?

今回ドナーにした、JZS-133の年式は平成5年式。

この頃のJZエンジン搭載車のABSは単独の制御で、
ただ単にブレーキシステムを制御しているに過ぎないので、
MS53に移植する分には、外しても問題無いんです。

しかしですね、VVT付きのJZから
少し制御系統が変わっているんです。

ざっくりと説明すると、中期のJZエンジンは、
SPメーターに内蔵された車速パルス発生機の信号を元に、
ATミッションの変速制御・アイドリングコントロールバルブの制御
点火時期の制御などを行っているんですが
VVT付きになって更に細かい制御が必要になった為、
ABSの信号もATミッションの変速制御や
エンジン制御に必要になっているんです。

※(前期のJZエンジンは、車速パルスとATの変速に
必要な信号は、それぞれの系統に分かれています)

う~ん・・・解り辛いですよね(^^;;;;;

例えば、片目をつぶって歩くと、歩きにくいですよね。

距離感や平衡感覚も狂うので、
目標までの距離を誤ったり
真っすぐに歩けなかったりと、不具合が出ると思います。

両方の目が見えると、片目の時より
正確に距離を把握出来たり、
真っすぐに歩く事も出来ます。

言いたい事、解りますかねぇ(^^;;;

エンジンの制御も理屈は同じで、
ミッションアウトプット側の回転信号のみで
全ての制御を行うよりも、タイヤの回転信号を追加
する事により、より細かい制御を行える様になっているんです。

すいません、説明がヘタクソで(^^;;;;;

要するに、現在クジラに載せている初期の1JZは、
スピードメーターワイヤーに仕込んだパルス発生機の
信号のみでエンジンコントロールが出来ている訳なんですが、
今度載せるJZX-100の1JZ‐VVT‐iエンジンは、
1系統の信号の入力では、まともにエンジン制御が出来ないんです。

随分と前置きが長くなっちゃいましたが、
今日外したJZS-133のセンサー付きのスピンドル・
ブレーキローター部のセンサー用のギア
ABSコンピューター等の必要な物をクジラに移植し、
より複雑になったエンジン制御に対応させてしまおう~って訳なんですw

あ、MS53には、クジラから外した部品を付けるので無問題でぃす♪

さて、上手く行くかなぁ~(^^;;;;;

それでは、次回の更新にてw

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