先ずは前足の解体からですな |
約2時間程で解体完了 |
あ、勿論タイロットも外しちょりますばい |
これはABSセンサー付きのスピンドルASSY |
このギザギザが、 ABSの信号を発生させるのに必要なんですばい |
これはABSコンピューターね |
今日は、本年一発目のお仕事でした~。
昨年エンジンの整備は終えているので、
足回りの解体を進めていきます。
と、言ってもこの133から外して使うのは、
前足のみなんですけどね(^^;
もう何十回やったか覚えてはいませんが、
手順は身体が覚えているので、
アッサリと外れたまでは良かったんですが・・・
前足を外し終わった頃に、ポツポツと雨が(´・ω・`)
青空整備の泣き所ですなorz
少し様子を観てましたが、止みそうにないので
今日の作業はこれまでと言う事で(^^;;;
んで、ここから話は変わりますが、
今回ドナーにしているJZS-133はABS付き。
移植するMS53ワゴンには必要無い機能ですし、
エンジンの制御にも絡んでない筈なので、
ABSは外そうかと考えているんですが・・・・・
「何故ABSの話を???」
と、思ったソコの貴方!
今から説明するんで、待っててちょw
さて、ここからはちょいと小難しいお話になっちゃいますが
どうぞお付き合い下さいませ♪
そもそもABSとは、「アンチロック ブレーキ システム」の
略称だと言うのは、ご存じですよね?
今回ドナーにした、JZS-133の年式は平成5年式。
この頃のJZエンジン搭載車のABSは単独の制御で、
ただ単にブレーキシステムを制御しているに過ぎないので、
MS53に移植する分には、外しても問題無いんです。
しかしですね、VVT付きのJZから
少し制御系統が変わっているんです。
ざっくりと説明すると、中期のJZエンジンは、
SPメーターに内蔵された車速パルス発生機の信号を元に、
ATミッションの変速制御・アイドリングコントロールバルブの制御
点火時期の制御などを行っているんですが
VVT付きになって更に細かい制御が必要になった為、
ABSの信号もATミッションの変速制御や
エンジン制御に必要になっているんです。
※(前期のJZエンジンは、車速パルスとATの変速に
必要な信号は、それぞれの系統に分かれています)
う~ん・・・解り辛いですよね(^^;;;;;
例えば、片目をつぶって歩くと、歩きにくいですよね。
距離感や平衡感覚も狂うので、
目標までの距離を誤ったり
真っすぐに歩けなかったりと、不具合が出ると思います。
両方の目が見えると、片目の時より
正確に距離を把握出来たり、
真っすぐに歩く事も出来ます。
言いたい事、解りますかねぇ(^^;;;
エンジンの制御も理屈は同じで、
ミッションアウトプット側の回転信号のみで
全ての制御を行うよりも、タイヤの回転信号を追加
する事により、より細かい制御を行える様になっているんです。
すいません、説明がヘタクソで(^^;;;;;
要するに、現在クジラに載せている初期の1JZは、
スピードメーターワイヤーに仕込んだパルス発生機の
信号のみでエンジンコントロールが出来ている訳なんですが、
今度載せるJZX-100の1JZ‐VVT‐iエンジンは、
1系統の信号の入力では、まともにエンジン制御が出来ないんです。
随分と前置きが長くなっちゃいましたが、
今日外したJZS-133のセンサー付きのスピンドル・
ブレーキローター部のセンサー用のギア
ABSコンピューター等の必要な物をクジラに移植し、
より複雑になったエンジン制御に対応させてしまおう~って訳なんですw
あ、MS53には、クジラから外した部品を付けるので無問題でぃす♪
さて、上手く行くかなぁ~(^^;;;;;
それでは、次回の更新にてw
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